「雨の日にさすものは?」
この質問を聞くと、多くの方は「傘」という言葉を思い浮かべると思います。
このページでは、このように質問文を読んで、当てはまる言葉を思い出す語想起の練習プリントをまとめています。
失語症では、何を言いたいのか分かっていても、言葉がなかなか出てこないことがあります。
質問の内容を理解し、そこから答えとなる言葉を思い出すことで、日常生活でよく使う言葉の想起を練習します。
練習プリントのPDFは、このページの下部から無料でダウンロードできます。
質問から言葉を思い出す語想起課題とは?
この課題では、短い質問文を読み、その内容に当てはまる言葉を考えます。
例えば、
「雨の日にさすものは?」→「傘」
「時間を見るものは?」→「時計」
というように、質問を手がかりに答えとなる言葉を思い出します。
単に絵を見て名前を答える課題とは異なり、まず文章の意味を理解し、その内容から当てはまる言葉を探す必要があります。
そのため、質問文の理解と語想起の両方を使う課題になります。
日常生活で使う言葉を中心に練習
このプリントでは、身の回りの物や食べ物、場所など、日常生活で比較的なじみのある言葉を中心に出題しています。
普段の生活の中で目にしたり、使ったりするものは、答えを考えるときの手がかりにもなります。
質問を読みながら実際の場面や物をイメージし、そこから言葉を探してみましょう。
答えがすぐに出てこない場合でも、少し時間を置くと思い出せることがあります。急がずに取り組んでみてください。
カテゴリーから考える語想起との違い
語想起の練習には、「野菜の名前を挙げてください」というように、一つの条件から複数の言葉を思い出す方法もあります。
一方、この課題では、一つの質問に対して、当てはまる言葉を一つ考えることが中心です。
質問文の中に答えを思い出すための情報が含まれているため、「自由に言葉をたくさん挙げるのは難しい」という方でも取り組みやすい場合があります。
同じ語想起でも、使われる手がかりが異なるため、いろいろな方法で言葉を思い出す練習として活用できます。
答えが出ないときはヒントを使いましょう
質問の意味は分かっていても、答えとなる言葉が出てこないことがあります。
そのような場合には、ヒントを使ってみましょう。
例えば「雨の日にさすものは?」という問題であれば、
「最初の音は『か』です」
と語頭音を伝える方法があります。
また、実物や絵を見せたり、身振りで使い方を示したりすることがヒントになる場合もあります。
最初から答えを伝えるのではなく、少しずつヒントを加えていくことで、どのような手がかりがあると言葉を思い出しやすいのかを確認することもできます。
答えられなかった問題でも、最後に答えを確認して一緒に声に出してみるなど、無理のない範囲で取り組んでみてください。
名詞を答える訓練をさらに行いたい場合は、市販教材ではこちらも活用できます。(詳しいレビューはこちら)
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