「言いたい言葉がなかなか出てこない」「知っている言葉なのに名前が思い出せない」という症状は、失語症の方によくみられます。
頭の中では何を言いたいのか分かっていても、必要な言葉をうまく取り出せないことがあります。
このページでは、条件に合う言葉を考えて答える「語想起」の練習プリントをまとめています。
決められた条件を手がかりに言葉を探すことで、頭の中にある言葉を思い出す練習を行います。
練習プリントのPDFは、このページの下部から無料でダウンロードできます。
語想起とは?
語想起とは、必要な言葉を思い出して表出することです。
例えば、「果物の名前を挙げてください」と言われたときに、「りんご」「みかん」「バナナ」などの言葉を思い出すのも語想起の一つです。
また、「『か』から始まる言葉を考えてください」というように、最初の音を手がかりに言葉を思い出す課題もあります。
失語症では、知っているはずの言葉がすぐに出てこなかったり、言いたいものとは別の言葉が出てきたりすることがあります。
語想起課題では、カテゴリーなどの条件を手がかりにしながら、言葉を探す練習を行います。
カテゴリーから言葉を考える
「野菜」「動物」「乗り物」など、決められたカテゴリーに当てはまる言葉を考える課題です。
例えば「動物」という条件であれば、「犬」「猫」「ぞう」など、同じ仲間に含まれる言葉を思い出します。
カテゴリーという意味のつながりを手がかりに言葉を探すため、関連する言葉を思い出す練習として使用できます。
一つ答えたら終わりではなく、同じカテゴリーから複数の言葉を考えることで、さまざまな言葉を探していきます。
決められた言葉からさらに言葉を連想する
「春といえば」「お祭りといえば」など決まった言葉から関連する言葉をどんどん連想します。
例えば「春といえば」という条件であれば、「桜」「お花見」「入学式」などです。
こちらも、カテゴリーと同様に意味的なつながりを手がかりに言葉を探す練習となります。
答えは一つではありません
語想起課題には、答えが一つに決まっていません。
条件に合っていれば、プリントに想定している言葉以外を答えても正解です。
人によって思い出しやすい言葉も異なります。
すぐにたくさんの言葉が出てくるカテゴリーもあれば、なかなか思い浮かばないカテゴリーもあると思います。
決められた答えと同じ言葉を出すことよりも、条件を手がかりに自分で言葉を探すことがこの課題のポイントです。
答えはあくまで参考程度に見てください。
難しい場合はヒントを使いましょう
言葉がなかなか出てこない場合には、無理に答えを求め続けるのではなく、ヒントを使ってみましょう。
カテゴリーの課題であれば、「冷蔵庫に入っているものは?」「動物園にいる動物は?」など、場面をイメージしやすくすることで言葉が出てくることがあります。
また、言葉の一部を伝えたり、関連する情報を提示したりすることで思い出せる場合もあります。
答えられたかどうかだけでなく、どのようなヒントがあると言葉を思い出しやすいのかを確認しながら取り組んでみてください。
さらに語想起の練習をしたい方は市販教材ではこちらもおすすめです。(詳しいレビューはこちら)
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2つのPDFに分かれており、それぞれ20問ずつ、全40問です。まとめて印刷できます。


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